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大名庭園を知る【宗箇の庭園を学ぶ】

 



利休の系譜を引く茶人の上田宗箇が造園設計



縮景園の作庭者は茶人としても知られる家老の上田宗箇(そうこ)です。古くは,「お泉水(せんすい)」又は「泉邸(せんてい)」と呼ばれていました。「大名庭園」豊かな水量を活かした作庭が多く見られます。池泉を中心に、滝や小川を配置することで山水を表現。 水景を際立たせるための意匠を随所に盛り込むことで、より多角的に楽しめる景観が造り上げられているのです。

江戸時代の大名が造った庭には大きく次のような3つの特徴

土・水・石・砂・木・草を組み合わせ、変化富んだ日本の自然の風景
●庭の中心に池、その周りに自然の風景や建物を配し池泉回遊式の庭園
●中国想像上の理想郷、不老不死の仙人が住むと言われた「蓬莱」世界



日本の自然の風景...

土・水・石・砂・木・草を組み合わせて、変化富んだ日本の自然の風景を庭の中に造ろうとされました。その風光は、中国の西湖を縮景したとも伝えられている。京橋川の豊かな水量を活かして、庭の中心にを配置し、岸辺には激しい岩肌と優しい砂浜、その周辺に茶室等の建物や橋などが美しく配され、さらに周囲には築山、小高い山や濯纓池に注ぎこむ水流風景が再現されております。


【積翠巌(せきすいがん)】白龍泉の河口に浮かぶ鶴島の一つで、積翠巖の積翠は積み重なった翠すなわちマツのことで、力強い石組、巖は大岩のことです。


【白龍泉(はくりゅうせん)】縮景園記「渓に沿って十数歩行くと白龍泉が激発し、しぶきがそそぎかかり、近くに寄れない。南岸にてはるか水音を聞くのもなるほどと思う」


【銀河渓(ぎんがけい)】池の東側にある三つの橋、映波橋、昇仙橋、望春橋を渡った先に位置してる小さな渓谷です。塩分濃度が高くなると鯉が真水を求めて取水に集まります。


【丹楓林(たんふうりん)】楓が多く植えられており、「縮景園山荘図」には、秋にそれらが秋に美しく紅葉している様子が描かれています。



池泉回遊式庭園...

跨虹橋により東西に二分し、茶室や小亭、山、川、島などを巧みに配置し、4つの島と14の橋で結ばれた園路を周りながら、景色の変化を鑑賞する池泉回遊式の庭園です。これは、室町時代頃に始まり、江戸時代の諸大名の大庭園に多く見られる形式です。また、小さい場所に入り組んだ入り江を作り、周囲には、起伏に富んだ地割を作り多くの島を配し、広く見せるように工夫された珍しい庭園です。

跨虹橋(ここうきょう】濯纓池を中央で南北に結び、地上と天上を結ぶ虹のように構築された縮景園を象徴する名橋です。原爆にも耐え古の名工の技術水準の高さが偲ばれます


悠々亭(ゆうゆうてい)】茅葺の四阿(あずまや)で、古くは納涼茶会や歌会など、また、庭の散策や、池に舟を浮かべた時の休息場などに使用されたといわれています


【桜花巷(おうかこう)】縮景園仮名記「まず清風の右に桜花巷がある。若木の桜を数をつくして植え、あれやこれや立ち並んでいる。花のさかりの頃にはまるで白雲をつらぬいて通うようで、まさに花の道であることだ」


【超然居(ちょうぜんきょ)】この島は亀島で、園内最大の島で、洗心橋、観瀾橋の二つの橋で結ばれ、人里離れた静寂な場所を表しています。また、この四阿は柿葺きで、超然居(かけがえのないさま)といいます。周辺の模様は、上田宗箇の代表的な作意です。









ご参考「縮景園」マップ










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